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画像:弓の清水の大杉(幹と並ぶ)

画像:弓の清水
名称 弓の清水の大杉 (ゆみのしょうずのおおすぎ)
名称の典拠 「とやま巨木探訪」(注1)
樹種 スギ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県高岡市常国(つねくに)
 
〃 3次メッシュコード 5537−00−23
 
〃 緯度・経度 北緯36度41分13秒
           東経137度02分13秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年5月4日

注1)2005年6月に桂書房より刊行(泉治夫・内島宏和・林茂編)
注2)上記「とやま巨木探訪」による





 県道9号(富山戸出小矢部線)沿い、射水市(旧大門町)と高岡市の境界線近くに、「弓の清水」がある。同名のバス停もあるので、場所はわかりやすい。
 常国旧蹟保存会が建てた立派な案内板によれば、ここは木曽義仲公ゆかりの地だということになっている。同公の騎馬武者像も設置されている。
 寿永2年(1183)、般若野の合戦で人馬ともに渇えたところを、土着の松原大助の進言で弓矢を射て、湧水をあてたということらしい。
 清水は今も滾々と湧いている。湧水源は周りを石で囲われ、きれいに保存されている。昭和61年(1986)には「とやまの名水」にも選定された。
 柄杓と漏斗が備えられていたので、喉を潤してみるつもりだったが、そばに、「生水での飲用を避け」、煮沸するように記されてあった。弓の清水の水質が云々ということでなく、「とやまの名水」管理マニュアルに基づく表示らしい。少しばかりなら大丈夫と思ったが、せっかくの忠告だから、従うことにした。
 大杉は、清水の脇に立っている。地上2m弱で2幹に分かれている。義仲公の時代にまで遡ることはないだろうが、ずいぶん長く生きながらえてきた。
 これも「弓の清水」の清らかな水のお陰かもしれない。
 
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