ページタイトル:善明庵のマツ サイトのシンボル

画像:善明庵のマツ

画像:善明庵のマツ(全景)
名称 善明庵のマツ (ぜんみょうあんのまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 3.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 秋田県横手市下八丁字北松林
 
〃 3次メッシュコード 5840−74−91
 
〃 緯度・経度 北緯39度20分01.2秒
           東経140度31分12.9秒
秋田県指定天然記念物(1976年2月14日指定)
撮影年月日 2007年8月6日

注1)1987年3月に秋田県教育委員会と横手市教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 背丈はそれほどでないが、近くに視界を遮るものがないため、松林集落まで達すれば、マツに辿り着くのは容易だ。
 なんといっても、その形に特徴がある。各地に「傘松」と称するキノコ形の松は珍しくないが、これだけ枝先を十分に伸ばしているものは滅多にない。
 地上約18mで横枝を伸ばし、広がりは東西17m、南北20mに及ぶ。枝の先端は地に着かんばかりだ。キノコはキノコでも、キヌガサタケの姿を想像した。
 しかし、残念ながら、どちらから見ても綺麗な傘形に見えるわけではなく、鑑賞に適する方向がある。下写真は西側から見た姿。
 案内板によると、後三年の役(1082〜87)の戦死者を埋葬した際、その墓標として植えられたとする伝承があるようだ。が、公平に見て、1千年近くの樹齢を見積もるのは、ちょっと無理なようである。

※グーグルのストリートビュー(2012年9月の画像)で確認すると、枯死したような姿が見える。また、グーグルアースでは、まったく姿が見えない。伐採されてしまったようだ。姿の美しい傘松だったのに。残念。(2016.12.16追記)
 
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