ページタイトル:大分八幡の大樟 当サイトのシンボル

画像:大分八幡の大樟_1

画像:大分八幡の大樟_2

画像:大分八幡の大樟_3
名称 大分八幡の大樟 (だいぶはちまんのおおくす)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 9.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福岡県飯塚市大分(だいぶ)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5030−25−90
 〃 緯度・経度 北緯33度35分03.0秒
           東経130度37分31.3秒
福岡県指定天然記念物(1956年7月28日指定)
撮影年月日 2010年3月28日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2006年3月26日、飯塚市に合併。旧行政区は嘉穂郡筑穂町





 JR筑前大分(ちくぜんだいぶ)駅の南に、うぐいす台住宅団地があり、その南に大分八幡宮が鎮座している。
 祭神は応神天皇、神功皇后、玉依姫命の3柱。
 平凡社「福岡県の地名」によれば、神亀3年(726)、宇佐宮の神託により創建されたといい、さらに延喜21年(921)には、神託により、現在の福岡市東区箱崎に遷座して筥崎宮となった。
 箱崎への遷座後も、大分八幡宮は宇佐宮「八幡五所別宮」の第一とされ、鎌倉初期には宇佐弥勒寺喜多院の末宮に位置づけられている。古くから、重きを置かれていた神社だったことは間違いない。
 なお、この近くには、大宰府政庁から豊前地方に抜ける官道が通っていたらしい。この地は、戦略的にも重要な場所であったのかも知れない。


画像:大分八幡の大樟(遠景)

画像:大分八幡の大樟_4


 大分八幡宮は、今は、閑静な環境にある。
 全体の樹木数は多くないが、そこかしこに巨木が散見される境内からは、短かからぬ歴史が感じられる。
 境内一の巨体を有する大クスノキは、三の鳥居の先、向かって左手。朱塗りの神門?の手前に立っている。(この門には神像ではなく、金剛力士像が安置されている。まるで寺院の仁王門そのままなのだが、神社ゆえ、神門と呼ぶのだろうか?)
 幹の突起は、かつての大枝の痕であろう。多くの大枝を失ったようだが、今も樹勢は良好である。
 社伝では、祭神である神功皇后が朝鮮半島から持ち帰ったクスノキの子孫だとされているそうだ。
 
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