ページタイトル(道標姫桂) サイトのシンボル

画像:道標姫桂(全景)

画像:道標姫桂(幹と並ぶ)
名称 道標姫桂 (どうひょうひめかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 7.7m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 新潟県東蒲原郡阿賀町広谷(人ヶ谷)
 〃 3次メッシュコード 5639−33−51
 〃 緯度・経度 北緯37度37分49.7秒
           東経139度23分29.6秒
上川村指定天然記念物(1988年1月8日指定)(注3)
撮影年月日 2002年8月27日(左の画像)
        2023年8月16日(少し大きめの画像)

注1)2000年10月に上川村教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)2005年4月1日、郡内4町村が合併して阿賀町誕生。旧行政区は上川村





 常浪川の支流の一つ、御番所川に沿って遡ってゆくと、やがて道は谷を離れ、峠に向かう。その途中にこの木が立っている。県道227号と別れてから6kmも走っただろうか。
 木の傍には立派な案内板があり、それには、いつの頃からか(この道が開かれて)栃堀に番所が定められたこと、道は谷沢(谷沢川の谷)を経て五十島に通じていたことが記されている。また、この木は行き交う人の目印つまり道標とされていたともある。今日流に言えばランドマークだったのだろう。
 木の名の「道標」については、これでわかったが、「姫桂」の方は分からない。不躾ではあったが、上川村に尋ねてみたところ、丁寧なご返事を頂いた。
 この桂の木の下で、いずこかの姫君と地元(栃堀)の若者との悲恋の言い伝えがあり、それに因んで「姫桂」と呼ばれるようになったと言われている。しかし、詳しい話を知っている人はもういない、という内容だった。
 悲話の内容が不明なのは残念だが、これで「姫」の由来も納得。(この場を借りて上川村の担当者に多謝)
 
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