ページタイトル:広沼大明神のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:広沼大明神のケヤキ


画像:小川原湖(一部)
 広沼大明神横の展望台から見た小川原湖
名称 広沼大明神のケヤキ
    (ひろぬまだいみょうじんのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 450年(注2)
所在地の地名 青森県上北郡東北町大浦(沼崎本村)(注3)
 〃 3次メッシュコード 6141−02−63
 〃 緯度・経度 北緯40度43分38秒
           東経141度17分08秒
東北町指定天然記念物(1990年10月1日指定)
撮影年月日 2009年8月18日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)東北町教育委員会が設置した高札形の案内板による
注3)2005年3月31日、旧上北町と旧東北町が合併して新「東北町」誕生。旧行政区は上北郡上北町





 全国で11番目の湖水面積を有する小川原湖には、悲しい伝説がある。
 はるか昔、橘中納言道忠なる人物が世をはかなみ、旅に出た。道忠の二人の娘、玉代姫と勝世姫は、父を慕って後を追った。長い旅路の果て、ここに至って二人は父が既に不帰の客となったことを知る。嘆いた姉は入水。後を追って妹も身を投げた。姉が沈んだ池が姉沼(小川原湖の南にある)、妹が身を投げたのが、この小川原湖だと伝えられている。
 左の建物は広沼大明神。妹の勝世姫を祀っている。
 境内からは、小川原湖がよく見える。
 小川原湖伝説の前で、存在が霞んでしまいそうなケヤキだが、町は天然記念物として大切に扱っている。
 周囲を広く立ち入り禁止にして、根を踏まれないよう保護している。そこまでしなくてもいい状況のようにも思うが、見るからに土壌は柔らかそうだ。
 幸い樹勢も良さそうで、まだ大きくなることだろう。
 
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