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画像:法量のイチョウ


画像:法量のイチョウ(幹と並ぶ)
名称 法量のイチョウ (ほうりょうのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 36m(注2)
目通り幹囲 14.0m(注2)
推定樹齢 1100年(注3)
所在地の地名 青森県十和田市法量字銀杏木(注4)
 
〃 3次メッシュコード 6041−70−01
 
〃 緯度・経度 北緯40度35分11.8秒
           東経141度01分06.2秒
国指定天然記念物(1926年10月20日指定)
撮影年月日 2005年8月2日(左写真)
        2013年8月24日(少し大きめの画像)

注1)国道102号の駐車場脇に十和田市教育委員会が設置した新しいもの。設置年月不詳だが、合併した2005年1月1日以降に設置されたと思われる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年1月1日、旧十和田市と十和田湖町が合併して新「十和田市」誕生。旧行政区は上北郡十和田湖町





 国道102号の北側斜面に立っている。
 いまは周囲に何もないが、平安時代、ここに善正寺という寺が開かれた。イチョウはその建立記念に植えられたとする伝承がある。(それが上記推定樹齢の根拠と思われる)
 現在の風景からは想像しかねるが、案内板によれば、確かにここには寺の遺跡があるらしい。もともとイチョウは日本の野生種ではなく、誰かが植えたものであること、それも、主に防火目的で、しばしば寺社境内に植えられていることを考えれば、平安の創建時だったのかどうかはともかく、ここに伽藍があった時代に植えられたことは十分に考えられる。
 創建時に植えたとするほかに、伝説上の十和田湖の主である八郎太郎と闘って倒した南祖坊による手植え伝承もあるようだ。根元に見える八大竜王を祀る祠は、これに因むものだろう。
 ご覧のように、根際から地上5m程に向かって、太さはかえって増し、データ以上にボリューム感がある。
 樹勢も至ってすばらしく、低い位置まで十分に広がる枝葉のために、東側からは幹がよく見えないほどだ。
 平成10年(1998)の環境省フォロ−アップ調査では、イチョウの部で全国第4位とされた大イチョウである。
 
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