ページタイトル:伊賀薬師堂のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:伊賀薬師堂のクスノキ 名称 伊賀薬師堂のクスノキ
    (いがやくしどうのくすのき)
名称の典拠 粕屋町公式ウェブサイト(注1)
樹種 クスノキ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 450年(注2)
所在地の地名 福岡県糟屋郡粕屋町戸原東2丁目
 〃 3次メッシュコード 5030−33−48
 〃 緯度・経度 北緯33度37分21.7秒
           東経130度28分33.3秒
粕屋町指定天然記念物(1984年4月6日指定)
撮影年月日 2017年4月1日

注1)天然記念物指定名称は単に「クスノキ」
注2)粕屋町教育委員会と粕屋町文化財保護委員会が連名で設置した案内板による(設置年月不詳)





 多々良川(たたらがわ)左岸、JR香椎線伊賀駅の北東300mほどのところに伊賀薬師堂がある。
 案内板によると、次のような伝承があるらしい。
 延暦24年(805)、唐から帰国した最澄(さいちょう)が立花村(現新宮町)に独鈷寺(とっこじ)を開き、2躯の薬師如来像を刻んだ。その1躯は独鈷寺に、もう1躯の方は、瑠璃山東圓寺を建立して、そこに安置した。(現在に残る寺田、御堂ノ原の地名は東圓寺の名残だという)
 天正14年(1586)、島津軍が立花山城を攻めた時、兵火で東圓寺は焼失。幸い本尊が無事だったので、のち戸原村の大庄屋長徳右衛門が御堂を建てて安置することになった。
 最澄作云々については眉に唾をつけたほうがいいのかも知れないが、伊賀薬師堂の始まりについては、概ねそのようなことなのだろう。
 境内に大クスが立つ。町指定天然記念物のクスノキである。
 根元に、置き忘れられたサッカーボールが一つ。
 私たち団塊世代が子供の頃は、身近にある神社やお寺はどこも子供の遊び場だった。
 伊賀薬師堂では、今もそうなのだろうか。
 どこか懐かしく、そして微笑ましい感じがした。
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