ページタイトル:雷土神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:雷土神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 雷土神社のスギ (いかづちじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注3)
所在地の地名 新潟県南魚沼市雷土(注4)
 〃 3次メッシュコード 5538−67−17
 〃 緯度・経度 北緯37度10分58.8秒
           東経138度57分58.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年7月30日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)石垣の内側、大杉が立つ場所の地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注4)2004年11月1日、大和町・六日町の2町が合併して南魚沼市誕生。旧行政区は南魚沼郡大和町





 魚野川の支流三用川(みようがわ)右岸、雷土(いかづち)集落の中ほどに、雷土神社が鎮座する。
 境内には大杉が林立し、環境省巨樹データベースには12本が登録されている。
 それらの大部分の幹囲は3m台だが、神木の大杉のみ群を抜いて大きい。
 このスギのデータを調べてみると、「日本の巨樹・巨木林」(1988年調査)では470cm、2000年フォローアップ調査では495cm、そして2014年の私の測定値は562cm。伸び率が一定でないので、測定部位が違っていると考えられるが、それにしても素晴らしい成長速度である。
 大杉の周囲は一般的な神社境内(裸地)であって、肥料を施した様子も見えない。十分に陽光を浴びれば、大方の予想以上の速度で大きくなるのだ。
 上記のように、測定部位が異なっている可能性が大きいことを承知の上での乱暴な話だが、仮に1988年から2014年までの26年間に92cmの幹囲増加があったとしよう。この割合で逆向きに減算してゆくと、樹齢はおよそ160年ということになる。
 この計算は少々乱暴に過ぎるが、上記のように200年台とした推定樹齢には納得できる気がする。
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