ページタイトル:石割桜 サイトのシンボル

画像:石割桜_1

画像:石割桜_2
名称 石割桜 (いしわりざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 350〜400年(注3)
所在地の地名 岩手県盛岡市内丸
 
〃 3次メッシュコード 5941−41−42
 
〃 緯度・経度 北緯39度42分13.6秒
           東経141度09分04.4秒
国指定天然記念物(1923年3月7日指定)
撮影年月日 2008年8月4日

注1)立派な案内板だが、設置者名及び設置年月不詳。なお、国の天然記念物指定名称は「盛岡石割ザクラ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による





 花が写っていなくて申し訳ないが、巨木紹介のサイトということでお許しいただきたい(わが家から盛岡は遠く、そう何度も訪ねることができないので)。
 サクラが割る花崗岩は、幅7.5m、奥行き3.7m、高さ1.8mのほぼ直方体。その上面の稜が丸みを帯びている。すぱっと鉛直に割れているのは、ほぼ中央。割れ目は、短辺方向に一直線に伸びている。
 1mを超す幹の直径に対し、割れ目の幅は15〜20cm。何事もなかったような顔をした石の上に対し、石の間では幹は1枚の板のようになっている。こんな姿で、よく生き続けられるものだ。
 何かの拍子に出来た小さな亀裂部分に桜が芽生え、それが大きくなったのであろうか。桜の成長力は、今も僅かずつ隙間の幅を広げつつあるそうである。
 桜の立つ場所は、盛岡市の中心部。盛岡地方裁判所の前庭。この日は、このあと18時から、裁判所前の目抜き通りは、さんさ踊りのメイン会場となった。
 かつてここには、盛岡藩家老北家の屋敷があった。
 この花崗岩の大岩も、庭石の一つであったということである。
 
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