ページタイトル:地福院の羅漢樹 当サイトのシンボルマーク

画像:地福院の羅漢樹 名称 地福院の羅漢樹 (じふくいんのらかんじゅ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イヌマキ
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 750年(注3)
所在地の地名 石川県鳳珠郡穴水町中居(なかい)
 〃 3次メッシュコード 5536−67−76
 〃 緯度・経度 北緯37度13分50.0秒
           東経136度56分52.3秒
穴水町指定天然記念物(1963年9月20日指定)
撮影年月日 2018年5月20日

注1)穴水町教育委員会が設置(設置年月不詳)。なお、その案内板には「瑞鳳山地福院の羅漢樹(羅漢槇)」とあったのだが、少々長すぎるので、一部を割愛して引用させて貰った
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による





 のと鉄道穴水駅の東方約4km。七尾北湾の北部に注ぐ日詰川(ひづめがわ)河口の南に、いくつかの寺社が集まる半島がある。高野山真言宗瑞鳳山地福院もそのなかの一つ。
 案内板によると、かつて海星山皇帝寺と号したが、のち現山院号に改称。天正(1573〜92)の戦乱で堂宇のすべてを焼失後、澄盛和尚の発願で一堂を再建、前田利家公の援助を得たと寺伝にあるらしい。本尊の弥勒菩薩像および両頭愛染明王像は町指定文化財。左図の羅漢槇も町指定文化財(天然記念物)である。
 東に開く参道を上る。境内は家々より一段高く、羅漢槇のところから、青々と輝く海面がよく見えた。
 推定樹齢が正しければ、天正の戦火を生き延びてきたことになるが、本当なのかどうか私にはわからない。
 しかし、古木然とした趣きのある姿を見ていると、遠い昔に思いを馳せたくなる気持ちはよくわかる。
 能登半島のイヌマキでは、七尾市の龍門寺のラカンマキと双璧をなす名木だと思われる。
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