ページタイトル:常福寺のスギ 当サイトのシンボル

画像:常福寺のスギ(幹と並ぶ) 名称 常福寺のスギ (じょうふくじのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 伝承600年(注1)
所在地の地名 山形県東村山郡山辺町三河尻
 〃 3次メッシュコード 5740−32−32
 〃 緯度・経度 北緯38度17分03.0秒
           東経140度16分38.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年5月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 最上川の支流、須川に架かる県道18号(山形朝日線)三河橋西詰の北方約300m、集落のなかほどに曹洞宗観音山常福寺がある。寺のすぐ東は、北進する須川の堤防である。
 その境内に立つ大杉がこれ。付近に視界を遮るものがないので、常福寺に近づけば、自然に大杉の頂部が見えてくる。
 大杉は、本堂の向かい側。やや斜めに立っている。最頂部には枯れ枝もあるが、今のところ、樹勢は悪くなさそうだ。
 本堂の横には、最上33観音霊場の第13番札所とされる三河村観音堂がある。観音堂の向きが本堂と90度違っているのは、川舟で来た巡礼者と「少しでも早く対面しようと船着場の方向を向」いているからだとか。
 また、境内には、一度死んだ翁が、三河村観音の御利益で生き返り、お礼に納めたという石灯籠もある。
 これらの話に大杉は出てこないが、観音さん参りにきた者は、必ずこの大杉を目にしたはずだ。人々の信仰とともに生きてきた大杉だと思われる。
 
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