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画像:北金ヶ沢のイチョウ

名称 北金ヶ沢のイチョウ
    (きたかねがさわのいちょう)
名称の典拠 「あおもりの文化財
    (注1)
樹種 イチョウ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 20.0m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 青森県西津軽郡深浦町北金ケ沢字塩見形
 
〃 3次メッシュコード
       6140−00−97
 
〃 緯度・経度
       北緯40度44分56.3秒
       東経140度05分22.2秒
青森県指定天然記念物(1955年1月7日指定)(注4)
撮影年月日 2005年8月3日(左写真)
2013年8月22日(少し大きめの画像)
 
画像:北金ヶ沢のイチョウ_2 注1)青森県の公式ホームページ中で、文化財の紹介をしている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。なお、目通りについては、平成14年(2002)刊行の環境省「巨樹・巨木林フォローアップ調査報告書」で22.0mに訂正されている
注3)上記「あおもりの文化財」による
注4)のち、2004年9月30日国指定天然記念物に





 JR五能線北金ヶ沢駅の北西約600m、鉄道と国道に挟まれた斜面に立っている。鉄道からは見上げ、国道からは見下ろすような格好になる。
 イチョウでは、日本最大の幹囲を有する。
 まさに「1本で森をなす」の形容がピッタリ。多くの幹が上方に向かい、それらがみな沢山の葉をつけている。下に向かっては、まるで鍾乳石のような気根が多数垂れ下がり、いくつかは地に届いて、突き刺さっている。木の下に入り、上を眺めると、ジャングルに紛れ込んだかのようだ。
 訪ねた日は、天候が思わしくなかった。時間を追うに従って空が暗くなり、いつ降り出しても不思議ではなかった。
 写真を撮ったり、別の訪問者と楽しい会話をしたりして、空模様のことをすっかり忘れていたが、「さて」と帰り支度を始めたとたん、突然、大粒の雨が落ちてきた。そして、みるみる雨脚が激しくなり、ザ−ッと音を立てて降ってきた。こうなると、三十六計逃げるにしかず。なりふり構わず、車まで走って戻った。
 いつもは、後日再確認するために、案内板の内容をデジカメで記録している。驟雨でその作業が実行できなかったが、長くは続かないと思われたので、車内で音楽を聴きながら、小降りになるのを待った。
 案の定、5分ほどで空が明るくなってきた。ところが、先送りにした作業のことはすっかり忘れて、走り出してしまったのである。
 気がついたのは、記録の整理を始めたとき。
 私にとっては、なんとも心残りな大イチョウなのである。
画像:北金ヶ沢のイチョウ(幹と並ぶ)
 
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