ページタイトル:駒つなぎ杉 当サイトのシンボル

画像:駒つなぎ杉(全景)


画像:駒つなぎ杉
名称 駒つなぎ杉 (こまつなぎすぎ)
名称の典拠 「青森県里山の巨樹・古木マップ」(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 青森県八戸市八幡
 〃 3次メッシュコード 6041−53−85
 〃 緯度・経度 北緯40度29分23秒
           東経141度26分04秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年8月17日

注1)青森県農林水産部林政課が刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による


画像:楠引八幡宮旧拝殿(国重文)
 右は旧拝殿(国重文)。左手奥が駒つなぎ杉


 八戸自動車道八戸インターの西3kmほど。国道104号は櫛引橋で馬淵川(まべちがわ)を渡る。櫛引(くしひき)八幡宮は、橋から1kmほど八戸寄り。
 草創縁起については諸説あるようだが、案内板には次のように記されていた。
 仁安元年(1166)、南部氏始祖三郎光行が、当時の領地であった甲州巨摩郡南部荘に創建。のち、文治の役(1189)の戦功により陸奥国糠部郡を賜ったため、承久2年(1220)同郡滝沢に移り、さらに貞応元年(1222)、現在地の櫛引村に遷宮した。
 南部一之宮を称するだけあって、なかなかの大社ぶりを誇っている。
 境内は広大で、上図の旧拝殿や現本殿、南門など、5棟が国重文。奉納された宝物類も多く、そのうち赤絲威鎧(赤い鎧)、白絲威褄取鎧(白い鎧)の2点は国宝指定を受けている。そしてこれらが、訪問時現在、青森県内における国宝のすべてである。
 社叢の木々もなかなかの趣きで、1991年刊行の「日本の巨樹・巨木林」には14本の巨木が登録されている。
 それらのなかで、多分、この「駒つなぎ杉」が最大であろう。
 幹のところどころに大枝の切断痕が見られ、それが幹の美しさを損なっている一方で、この大杉の生きた長い年月を想像させ、味わい深い姿にしているとも言える。
 ただ、残念ながら、樹勢の最盛期は過ぎてしまったようだ。

※グーグルのストリートビューで確認したところ、姿が見えない。残念ながら伐採されてしまったようである。(2016.12.06追記)
 
ボタン:青森県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る