ページタイトル:水田天満宮のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:水田天満宮のクスノキ


 水田天満宮拝殿
名称 水田天満宮のクスノキ
    (みずたてんまんぐうのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福岡県筑後市水田
 〃 3次メッシュコード 4930−63−39
 〃 緯度・経度 北緯33度11分55.0秒
           東経130度29分07.7秒
福岡県指定天然記念物(1961年10月21日、「水田の森」の名称で社叢を一括指定)
撮影年月日 2015年3月19日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 鹿児島本線羽犬塚(はいぬづか)駅のすぐ南に、鹿児島本線を跨ぐループ橋がある。
 鹿児島本線の上には九州新幹線が併走するので、ここでは、鹿児島本線、県道ループ橋、新幹線高架橋と3つの高さが立体的に使い分けられている。
 水田天満宮は、そのループ橋から南西に約1.5km。
 嘉禄2年(1226)の創建で、一時期には2千3百石を有する大きな神社だったという。(水田天満宮公式HPによる) 今もなかなか立派な神社である。
 クスノキやイチイガシから成る樹木群が「水田の森」として福岡県から文化財(天然記念物)指定を受けている。
 それらのうちで、向かって左、心字池の近くに立つクスノキが最大のようだ。
 幹の内部には空洞があるようで、「危険!立入禁止」の立札があったが、柵等は設置されていない。要するに、強風の吹くときなどは危険だからクスノキに近づくな、ということなのだろう。
 境内ではむしろ「幸福の一位の木」と名付けられたイチイガシの方が有名なようで、私が訪ねた間、クスノキに関心を示す人は一人もいなかった。
 残念ながら、イチイガシの方はかなり衰勢が著しいように思われる。
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