ページタイトル:西笠巻のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:西笠巻のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 西笠巻のケヤキ (にしかさまきのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 31m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県新潟市南区西笠巻(注2)
 〃 3次メッシュコード 5639−50−44
 〃 緯度・経度 北緯37度47分33.2秒
           東経139度02分53.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年7月16日

注1)新潟市が設置した保存樹標識による(設置年月不詳)
注2)2005年3月21日、新潟市に合併。旧行政区は白根市





 信濃川に架かる国道460号臼井橋(うすいばし)の北西1.5kmほどの集落が西笠巻である。
 西笠巻を含むこの辺りの集落は、臼井橋の近くから、旧笠巻川の流路に沿って南北に細長く連なる。その中央を縫う県道141号(白根黒埼線)沿いの標高を地理院地図で調べると、周囲の水田より2〜3mほど高い。多分、古い時代に出来た信濃川の自然堤防に沿って形成された集落群なのだろうと思われる。
 江戸時代には新発田藩領であり、慶長17年(1612)の「御蔵納同払方帳」に西笠巻村の名前が見えることから、それまでには村落として成立していたようだ。
 左図のケヤキは、集落内の旧家のお屋敷に立つ。
 撮影の許可をいただいて、樹下に立った。
 背が高く、大枝が多く残り、樹勢も良さそうだ。全体にまだ若々しいが、十分に立派な体格である。
 「新潟市樹木マップ」によれば、ご先祖が植えたと伝えられているらしい。どんなに多く見積もっても、樹齢は村落成立期より昔に遡ることはなさそうだ。
 旧白根市時代に「白根の名木」指定を受け、平成の大合併とともに新潟市の保存樹に指定された。
 5.1mの幹囲データは、名木指定時に測定された値なのだろうか? 実際に目の前にすると、ずっと大きい。
 現在の生長速度から推測すると、樹齢は案外若いのかも知れない。
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