ページタイトル:大安寺の大スギ 当サイトのシンボル

画像:大安寺の大スギ_1

画像:大安寺の大スギ_2
名称 大安寺の大スギ (だいあんじのおおすぎ)
名称の典拠 「青森県里山の巨樹・古木マップ」(注1)
樹種 スギ
樹高 31m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 青森県むつ市大畑町本町(注3)
 〃 3次メッシュコード 6241−01−73
 〃 緯度・経度 北緯41度23分53秒
           東経141度09分48秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年8月19日

注1)青森県農林水産部林政課が刊行
注2)上記「青森県里山の巨樹・古木マップ」による
注3)2005年3月14日、むつ市に合併。旧行政区は下北郡大畑町





 旧大畑町市街地は、大畑川右岸河口に広がる。
 本町から山裾に向かって、南南東の方角にまっすぐ延びる道がある。これが曹洞宗円祥山大安寺の参道だ。
 参道を進むと、境内の手前部分に墓地があり、一段高い正面に、屹立する大杉の姿が見える。
 案内板によれば、慶長19年(1614)、当地出身の禅達なる僧が小庵を結び、曹洞禅の教えを説いたのが発祥という。寛永11年(1634)に禅達が没すると、一時途絶えてしまったが、一東異寅(いっとういえん)が入り、のち南部藩主重信となる七戸隼人から境内地、田地、山林の寄進を得て、慶安3年(1650)の大安寺開山となった。
 その際、境内に経石を埋めたらしい。経石とは、一つの小石に一文字ずつ経文を写し取ってゆくもの。お経の文字数だけの石が必要となる。昭和59年(1984)の治山工事で裏山を掘り返したところ、境内から8万個を超える経石が発見されたそうである。
 大杉は、そのような歴史を持つ名刹の門前で、邪気を追い払う門番のように立っている。
 かつては大杉が2本あり、「夫婦杉」と呼ばれていた。そのうち1本の腐朽が進み、昭和54年(1979)に伐採されたということである。
 
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