ページタイトル:大美輪の大杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:大美輪の大杉 名称 大美輪の大杉 (おみのわのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 59m(注2)
目通り幹囲 4.8m(注3)
推定樹齢 280年(注4)
所在地の地名 山形県最上郡金山町有屋字大美輪
 〃 3次メッシュコード 5840−23−60
 〃 緯度・経度 北緯38度53分40秒
           東経140度22分41秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年5月27日

注1)2008年に金山町が設置
注2)上記案内板による(これは最も背が高い木の樹高)
注3)同上。「最大胸高直径」が152cmとあったので、それに円周率を掛けた
注4)同上。この樹林は享保年間(1716〜36)に植林されたと推測されている





 金山川(かねやまがわ)の左岸を県道37号(雄勝金山線)で神室(かむろ)ダムに向かって進んで行くと、太平山(たいへいざん、509m)の麓にさしかかる辺りに、これら大杉群への案内が出ている。
 これらのスギは享保年間(1716〜36)に植林されたと推測されている人工林だが、すばらしい大杉群である。
 いずれも背が高く、真っ直ぐ立っていて、下枝があまりないものだから、かなり上まで太さがあまり減らない。
 案内板によると、115本の大杉の平均の樹高が49m。胸高平均直径は106cm。周囲長に換算すれば333cmということになる。
 最大の個体は4.8mということだが、大きさの違いが連続的なので、どれが最大なのかよくわからない。とにかく、ここでは最大の個体を探すより、全体としての巨木林を愛でたい気持ちになる。
 下賤な表現で恐縮だが、金銭的に高価であるという意味において、日本一の人工林ではなかろうか。
 林内の小道はよく整備され、観光者の訪問を拒んではいないが、この林は私有林である。動植物を採ったり、ゴミを置いてきたりしないよう、マナーには気をつけたい。
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