ページタイトル:オサヤジの種まき桜 当サイトのシンボルマーク

画像:オサヤジの種まき桜 名称 オサヤジの種まき桜
    (おさやじのたねまきざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 5.8m(注2) 根回り
推定樹齢 650年(注2)
所在地の地名 山形県山形市松原
 〃 3次メッシュコード 5740−22−34
 〃 緯度・経度 北緯38度11分49.8秒
           東経140度17分55.9秒
山形市指定天然記念物(1965年3月5日指定)
撮影年月日 2022年4月18日

注1)2000年7月、桜の周囲に保護柵を設置したことを機に(?)松原共有財産維持管理組合が設置。なお、案内板では「櫻」と書かれていたが、今さら旧字を使う意図不明のため、私のサイトでは新字で表記した。また樹名の前に天然記念物と記されているが、天然記念物指定名称は「愛染神社の桜」である
注2)上記案内板による。なお、案内板には「幹周」とあるが、この数値は根回りのことだろうと思われる





 JR奥羽本線蔵王(ざおう)駅の南南西約1km。台地の突端のような場所に愛染神社が鎮座し、境内に標記の桜が立つ。
 別の案内板によると、オサヤジというのはこの小丘の名前らしい。『ここが上山へ通ずる山坂道の出入口に当り、(中略)塞の神が祀られていた』とのこと。御塞神(おさいじん)が転じてオサヤジとなったようだ。なお、さらに別の案内板にはオサヤズと記されていた。当地ではそのように発音されてきたのだろうか。東北南部はズーズー弁の地で、かつてはジとズを区別するのが難しい人が多かったと思われる。
 種まき桜と呼ばれる以上、近隣ではよく知られる桜だったのだろう。中央幹が聳えていた頃は、さぞかし見事な大桜だったに違いない。今は少々小さくなってしまった。
 花は見頃だったのだが、期待した青空にはならず空一面が雲で覆われている。雲り空では、桜の花が白く明るい背景に溶け込んでしまい、ぼんやりとしか見えない。
 それがちょっと残念である。
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