ページタイトル:坂戸の一本杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:坂戸の一本杉幹と並ぶ 名称 坂戸の一本杉 (さかどのいっぽんすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県南魚沼市坂戸(注2)
 〃 3次メッシュコード 5538−47−71
 〃 緯度・経度 北緯37度03分46.3秒
           東経138度53分33.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年9月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)平成16年(2004)11月1日、大和町・六日町の2町が合併して南魚沼市誕生。旧行政区は南魚沼郡六日町





 JR六日町駅の東南東約2km。魚野川(うおのがわ)と三国川(さぐりがわ)に挟まれて、標高634mの坂戸山(さかどやま)が聳える。
 坂戸山は、新潟・群馬県境の巻機山(まきはたやま、1967m)から北西に延びる尾根の先端にあたり、広い谷を見晴らすことができる一方で、険しい山と2つの川に囲まれる地形は守りやすくもあり、築城するに適した場所である。
 ここには上杉景勝が幼少期を過ごした坂戸城があった。
 もともと国指定史跡であり、山麓との標高差500m弱の手頃な山であるから、地元ではよく知られていた。それがさらに2009年、景勝時代の上杉家々老を務めた直江兼続を主人公とする「天地人」がNHK大河ドラマに取り上げられ、一挙に知名度が上がった。
 麓の鳥坂神社(とさかじんじゃ)から尾根伝いに山頂まで至る遊歩道がある。殆どの人はここを登る。
 ただしルートは1本ではなく、ほかにもルートがある。
 鳥坂神社の北を通る細い車道(すぐに未舗装路となる)を道なりに進み、この一本杉の横から登山道に入るルートである。一本杉に出会うには、この道を進めばよい。
 従って、行こうと思えば、一本杉まで車で行けないこともないが、道は狭く、駐車場所にも困る。
 鳥坂神社からは800mほどの道程である。神社近くの駐車場に車をとめ、景勝・兼続の昔に思いを馳せつつ、ゆっくりハイキングをされたら如何だろうか。(クマには注意)
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