ページタイトル:八坂神社のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:八坂神社のケヤキ 名称 八坂神社のケヤキ (やさかじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 22m(注2) 現在はもっと低い
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 新潟県村上市瀬波中町
 〃 3次メッシュコード 5739−23−76
 〃 緯度・経度 北緯38度13分54.9秒
           東経139度27分12.6秒
村上市指定天然記念物(1979年11月1日指定)
撮影年月日 2011年6月12日

注1)天然記念物指定名称は単に「けやき」。それでは他と区別がつかないので、私のサイトでは神社名を冠して呼ぶことにした
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 細い道が錯綜する古い町並みの一角に八坂神社がある。失礼ながら、そう広いとは言えない境内に、社殿や樹木がひしめいている。
 ケヤキに与えられた空間もごく僅か。でも、根のためにブロック塀の一部を削り、少しだけ道路を占有することも許している。大切に思われてきたことはわかる。
 数年前にも一度、ケヤキを見に来た。その時はちゃんと緑の樹冠を戴いていた。しかし、最近、ケヤキに何があったようだ。このままにしておいては危険だと感じられたのだろう。今はご覧の有様である。
 このような立地にある巨木では、巨木の保存と住民の安全が必ず争点になる。直接の利害関係が無い余所者は、意見が保存側に傾きがちだが、この問題は、関係住民のなかで折り合える点を見つけていくしかない。
 何も知らず、幹から直接芽を吹いて、必死に生きようとする若葉が愛おしく見えた。
 
ボタン:新潟県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る