ページタイトル:下の家のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:下の家のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:下の家のケヤキ
名称 下の家のケヤキ (したのいえのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 350年(注3)
所在地の地名 青森県上北郡おいらせ町南下田(本村)(注4)
 〃 3次メッシュコード 6041−73−10
 〃 緯度・経度 北緯40度35分56秒
           東経141度22分32秒
おいらせ町指定天然記念物(1986年11月17日指定)
撮影年月日 2009年8月18日

注1)1993年7月に旧下田町教育委員会が設置(合併後、町名部分を「おいらせ町」に訂正)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による
注4)2006年3月1日、上北郡内の2町が合併して「おいらせ町」誕生。旧行政区は上北郡下田町





 本村集落のなかほどに、先祖が代々下田将監に仕えたという旧家がある。そのお宅の屋号が「下の家」だ。
 お庭の一隅に、大ケヤキが立っている。
 撮影の許可を得ようと玄関を訪ねたら、快く応じてくださっただけでなく、わざわざ案内までしてくださった。
 ケヤキは、根元に空洞ができ、一部が外に開いている。これだけの大きさともなれば、致し方ない。
 ご主人のお話では、これは数代前の当主が、家を修築する際、材料にするため、支幹を1本切った。その痕だそうである。
 現在、開口部の周縁は盛り上がって丸みを帯びている。内部の空洞が元通りになることはないが、成長に伴って、開口部がだんだん小さくなりつつあるところのように思われる。
 このケヤキは、赤味の強い美しい材質を有するらしい。
 以前、庭の方に伸びた大枝が1本折れたことがある。あれがそうだ、と教えていただいた。下からは少し高さがあるので正確な数値ではないが、見た感じ、直径30センチほどの大枝だろうか。
 材として極めて美しいことは、知る人ぞ知るところらしく、その枝が欲しいとの申し出があったそうだ。どうぞと差し上げたら、ずいぶん喜ばれたそうである。
 今のところ、何も手を施すことなく、自然のままにしてあるということだが、樹勢は良い。
 家人に大切にされて、今後、まだ大きくなると思われる。
 
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