ページタイトル:寺下観音のヤマフジ 当サイトのシンボル

画像:寺下観音のヤマフジ 名称 寺下観音のヤマフジ
    (てらしたかんのんのやまふじ)
名称の典拠 「巨木の郷はしかみ」(注1)
樹種 フジ(注2)
樹高 25m(注3)
目通り幹囲 2.0m(注3)
推定樹齢 不明
所在地の地名 青森県三戸郡階上町赤保内字寺下
 〃 3次メッシュコード 6041−55−10
 〃 緯度・経度 北緯40度25分57秒
           東経141度37分54秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年8月26日

注1)「階上売り込み隊」が階上町と東北巨木調査研究会の協力を得て2012年1月に刊行した立派なパンフレット(無料)
注2)「巨木の郷はしかみ」ではヤマフジとしている
注3)上記「巨木の郷はしかみ」による





 寺下観音は、糠部(ぬかのぶ)三十三観音霊場の第1番札所。
 鬱蒼と茂る森に囲まれてひんやり涼しい境内の鐘楼近くにこのフジがある。その外側には、境域の南東縁に沿って走る道路があるので、フジに会うだけなら、駐車場からこの道を歩いた方が分かりやすいかも知れない。
 ヤマフジは、フジ(ノダフジ)とは別の種で、花序が短いことのほか、蔓の巻き方が逆であることから判別できる。フジが左巻き(下から上に向かって左回転(反時計回り)しながら伸びて行く)なのに対して、ヤマフジは右巻きとなる。
 この個体は、ご覧のように左巻きである。よって、種名をフジとしてみたが、私は分類については素人なので、あるいは間違っているかも知れない。
 フジの立場から言えば、すがる相手があってこその成長だが、巻き付かれた方はたまったものではない。左図からも、締め付けられたナラの木(ミズナラ?)の悲鳴が聞こえてきそうである。
 
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