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画像:山五十川の玉杉

画像:山五十川の玉杉

画像:山五十川の玉杉(遠景1)
 「玉杉」の名はこの樹形から↑

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画像:山五十川の玉杉(遠景2)
名称 山五十川の玉杉
    (やまいらがわのたますぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 36m(注2)
目通り幹囲 10.0m(注2)
推定樹齢 1500年(注3)
所在地の地名 山形県鶴岡市山五十川字碓井(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5739−75−72
 
〃 緯度・経度 北緯38度38分42.0秒
           東経139度39分25.1秒
国指定天然記念物(1951年6月9日指定)
撮影年月日 2005年8月4日

注1)1998年11月に温海町教育委員会(注4)が設置。ただし、国が天然記念物に指定した際の名称は「山五十川の玉スギ」とカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。なお、案内板は目通りを11.4mとしている
注3)現地の案内板による
注4)2005年10月1日、鶴岡市周辺の5町村が鶴岡市に合併した。旧行政区は西田川郡温海町





 JR羽越本線五十川駅から県道61号(菅野代堅苔沢線)を、南東に5kmほど進んだところが山五十川。そこから温俣川の谷に少し入ると、熊野神社の下に出る。
 立派な駐車場が設けられているので、車を停めて歩く。玉杉は、200段ちょっと階段を登った上。
 玉杉の周辺は杉林が切り開かれているので、風が吹き抜け、見晴らしも利く。
 玉杉の名は、こんもり茂った樹形が球状をなしている故の命名である。周囲を切り開いたのは、その姿がよく見えるようにとの配慮と思われる。しかし、あまりに巨大すぎて、傍らに立ってみたのでは、太い幹と下枝しか視界に入らない。(温俣川を挟んで、反対側から遠望すると、「玉」杉の形がよくわかる)
 斜面上を太い根が四方に走り、巨体をしっかり支えている。
 1995年に講談社から刊行された「日本の天然記念物」には、「拝殿の下を走るもの(根)は殿舎を傾けるため、絶えず補修しなければならないといわれるが、近ごろ樹勢やや衰えを見せている」とある。
 その当時は、玉杉のすぐ近くに社殿が建てられていたようだ。しかし今は、少し離れた位置に遷座している。
 今度はそうたびたびの補修は必要ないことだろう。そして、これは玉杉にとっても良い処置だったらしく、樹勢は良好に思われた。
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