ページタイトル:愛宕山の大杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:愛宕山の大杉(幹と並ぶ) 名称 愛宕山の大杉 (あたごやまのおおすぎ)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 伝承1000年(注1)
所在地の地名 山形県東村山郡山辺町
 〃 3次メッシュコード 5740−32−50
 〃 緯度・経度 北緯38度17分44.5秒
           東経140度15分01.6秒
山辺町指定天然記念物
撮影年月日 2015年5月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 山辺中学校の北西に、標高227mの愛宕山がある。
 山頂には愛宕神社が鎮座し、周辺の広い一帯が「山辺愛宕山森林公園」とされている。
 もちろん、この大杉が公園内随一の大きさを誇る。(森林公園の案内図にも大杉が図示されている)
 山頂近くまで車道もあるようなのだが、私は、本来の表参道を歩いて登った。大杉へは、この参道から小道が続いている。
 途中、分岐点があり(「大杉」「休憩所」の案内表示あり)、左の道を選ぶ。分岐点からは、もう大杉が見えている。歩き始めてから大杉まで約10分。
 斜面に立ち、途中から2幹に分かれる大杉で、下から見上げると、なかなか大きい。
 案内板によれば、小野小町(おののこまち。9世紀頃の女流歌人で、絶世の美女とされる。出羽郡司小野良實の娘だとする説あり)が京に上る際に、このスギを植えたと伝えられているという。多分それが伝承樹齢1千年の根拠なのだろう(計算はちょっと合わないが)。
 ただし、実際の樹齢はもっと若いと思われる。
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