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画像:八乙女種まきザクラ

画像:八乙女八幡神社のスギ
 境内のスギ
名称 八乙女種まきザクラ (やおとめたねまきざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 4.5m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 山形県西置賜郡白鷹町荒砥甲字楯廻
 
〃 3次メッシュコード 5740−20−28
 〃 緯度・経度 北緯38度11分12秒
           東経140度05分56秒
白鷹町指定天然記念物(1997年3月24日指定)(注3)
撮影年月日 2005年4月30日

注1)白鷹町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)現地の案内板による
注3)その後、2013年11月29日、山形県指定天然記念物となった





 八乙女八幡神社の参道石段を上った先、鳥居の右手後方に立つ。
 八乙女八幡は、その昔、源八幡太郎義家が東征の折り、京都の石清水八幡を遥拝し、ここに弓矢を立てて、8人の乙女に舞楽を奉させたことに始まると伝えられている。
 のちここには荒砥城が築かれ、現在は本丸跡、空堀跡、水跡の一部が残る。
 境内には、目通り4m超のスギなど、いわゆる「巨樹」が数本立っている。モミの巨木も見える。古くからの社叢なのだ。
 このサクラは、今から4百余年前、荒砥城主桑島和泉守が庭前に植えたと伝承されている。伝承樹齢はそれに基づくのだろうか。
 主幹は鉛直線から約30度傾いている。幹の片側はかなり腐朽が進んだらしく、現在は樹脂のようなものが充填されている。主幹は途中から失われている。樹勢は、あまり芳しいようには思えない。
 白鷹町にはエドヒガンの古木が多い。町は観光資源として大切に扱っているようだ。
 健気に花をつけるこのサクラも天然記念物指定を受けた。是非とも、長くその姿を見せ続けてほしいものだ。
 
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