ページタイトル:夢見平遊歩道のヤチダモ 当サイトのシンボル

画像:夢見平遊歩道のヤチダモ(幹と並ぶ)

画像:夢見平遊歩道のヤチダモ
名称 夢見平遊歩道のヤチダモ
    (ゆめみだいらゆうほどうのやちだも)
名称の典拠 なし
樹種 ヤチダモ?
樹高 不明
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県妙高市杉野沢(地蔵山国有林)
 〃 3次メッシュコード 5538−10−96
 〃 緯度・経度 北緯36度49分58秒
           東経138度04分49秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年7月5日

注1)高地側1.3m地点の幹囲を実測





 かつて山窩衆と呼ばれた森の民が住んでいた製材所近くで、夢見平遊歩道は林道を横切る。
 林道の一部、この地点から、地蔵桂までの区間は「地蔵通り」と名付けられ、遊歩道に組み込まれている。もちろん主役は地蔵桂だ。
 私も、訪問の目的は地蔵桂だった。このカツラは、この辺りにおける最大の巨樹である。汗の代償としての価値は十分にある。
 しかし、カツラの陰にもう1本、すばらしい巨木が立っていることは知らなかった。
 残念ながら、樹種名がわからない。国有林内の遊歩道でもあり、森林浴やトレッキング愛好者へのガイドも兼ねて、よく目立つ木には樹種名がわかるように表示があるのだが、この木にはない。パンフレットにも載っていない。どうしてだろうか。
 ヤチダモだと教えて下さる方があり、また、帰宅後に図鑑と首っぴきで得た結論も、やはりヤチダモだった。というわけで標記の樹名となったわけだが、確証を得たわけではないので、その辺はご勘弁を。
 というのは、もし、ヤチダモだとするならば、2009年現在、環境省資料に照らして、5.5mの幹囲は全国第2位の巨樹だということになるからだ。
 掲載した2枚の写真は、互いに反対側から撮ったものである。
 幹の一部が腐朽して空洞が口を開いている。多分、人工的に補修することはせず、このまま自然の成り行きに任せられることと思う。それが、この森に生まれた木の、本来の在り方なのである。
 まだ空洞は浅く、上部では、何事もなかったかのように大きな樹冠にたくさん葉を繁らせている。全体にまだ元気がよい。
 今後、まだ大きくなりそうだ。
 
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